素晴らしいヴァイオリニスト、松本紘佳さん
- 徳備 康純
- 2019年3月10日
- 読了時間: 2分
松本紘佳さんのヴァイオリン、松本有理江さんのピアノにより、私の「ラメント」のヴァイオリン版が演奏されました。 楽譜をさしあげてから、わずか1週間たらず…。 アンコールで弾く「さくら」の編曲はないか?とメッセージで問い合わせて来られ、それで、3月9日というタイミングなら、翌日は浄光明寺である東日本大震災復興祈願 万灯会に因んで作曲した「ラメント」があるが…とご提案し、その楽譜を取り急ぎお送りしたところ、この提案を採用して下さり、演奏に至ったものでした。 わずかな期間であったにも関わらず、ヴァイオリンもピアノも素晴らしい演奏でした。あまりに演奏会までの期間が短く、プログラムに載せられず、アンコールということになったようでしたが、私としてはこのお二人の演奏で拙作の演奏を聞くことができたことが、最高の体験でした。 本プロの演奏も素晴らしく、プーランクのヴァイオリン・ソナタ、ラヴェルのツィガーヌ(暗譜でした)の、若さ溢れる演奏は、ああ二十代にしかできない演奏だなぁと、感心というか、感動いたしました。 プーランクのソナタは、そう実演で聞けないのですが、ラヴェルのツィガーヌに関して言えば、実演で聞いた最高の演奏でした。 もちろん、最初に弾かれたシューベルトも良かったのですが、それらが霞んでしまうほどの、見事さ!!
ラメントは今月26日にハンガリーの首都ブダペストのBenczúr Haus でのリサイタルでも演奏されることになっています。私は聞けませんが…。
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