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追悼、福富博文さん

  • 徳備 康純
  • 2019年3月10日
  • 読了時間: 1分

今は亡き福富博文氏のヴァイオリン・ソロです。彼の音に、ヴァイオリンに惚れ込んで、もう30年以上…。 1つ年下であった彼とは、最近は飲み友達と化していましたが、私は彼の音楽を私は心から尊敬していました。 まさか、59才で亡くなるとは…。

動画は、彼のために書いた私の唯一のヴァイオリンと室内アンサンブルのための協奏曲「風の変容」です。携帯のオマケみたいなので撮ったものなので、音も悪いのですが、彼のとろけるような音はわかると思います。 この曲の初演の前、彼の家で、作品の練習に立ち会った後、二人でベロンベロンになるまで飲んで、帰り、電車に乗って片道1時間半ほどで帰れるはずなのに、なんと5時間ほどかけて帰った(何度も乗り過ごして終点まで行き、車掌さん、あるいは駅員に起こされたものと推察…詳細は全く記憶に無し…)ことも、フルートの久保田さんと新世界で8時間、飲み倒したことなど、彼とはいつも飲んでばかりだったような…(笑)。

この曲の演奏会の後、彼から無伴奏作品の委嘱を受けたのですが、それを彼の演奏で聞くことはとうとう出来ずに永遠にお蔵入りとなってしまいました。 安らかに…。また私もいつかそちらに行きますから、そうしたら飲みましょう!! 合掌…。


 
 
 

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